テレビでときどきよく聞く政治家(だけではないが)のたいへん気になる言い方

改訂 2011.9.23
初登場 2006.10.13
吉川 武時

「ら抜き」の言い方に違和感があると言って、気にする人は多いが、 「ダブルを」の言い方に文句を言う人は少ない。
いや、「ダブルを」の言い方に気づかない人が多いのだ。
私は前から政治家と一部のテレビ・タレントが使うこの言い方ががまんできなかった。
先日、 NHK大阪放送局に投書したが、バラエティ番組だから流れで言ってしまう、 という回答があった。しかし、毎週 聞かされるのはがまんできない。
国会中継が始まると、必ず聞かれるから、注意して聴いていて。

この言い方について一言 言いたい人がやっと出てきた。
こちらも。
こちらも。
新聞に論評が出、また投書欄でそれに言及する人が現れた。

競争力回復していく。
職責全うしてもらいたい。
問題解決していく。



上のような文を一太郎で書くと <<「を」の連続>> と注意される。
「問題を解決をしていく」はテレビの字幕にもその通りに出た。 (2006.11.20)
「対策本部を設置をする」(2007.6.6) これもテレビの字幕にそのまま出た。
字幕の文を書いたテレビ局の人は聞こえた通りに書いたのだろう。
そのとき一太郎を使わなかったのだろう。あるいは、 一太郎を使っても、その「注意」に気づかなかったのかもしれない。
彼らはどうして「問題を解決していく」と言えないのだろう。
これは一部の言語学者には知られている ダブル「を」禁止の法則というものだが、一般の人は知らない。

気が付いた度に例を付け加えていく。
2月9日の国会中継で 30分間ぐらいの間にこんなにも。 2月23日にはこんなに。
ちょっとパターンが違うが
<2007年1月4日>憲法を改正を目指していきたい。


次に自動詞なのに「○○」と「する」との間に「を」をはさむ言い方も気になる。
一番はじめに気が付いたのは、よく乗る電車が駅を出るときに 「発車をします」とアナウンスをしているのを聞いたときだ。 「発車します」と言えばいいじゃないか。それで、こんな例を 集めてみた。 「拉致問題が進展しない」と言えばいいじゃないか。 どうして「審議に参加していただきたい」「支持率が急落している」「生物が絶滅した」と言えないのだろう。
以下は2006年のもの。

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