2017年10月23日

数詞が付いた名詞は複数形にするというのは唯一の理論ではない。

3冊の本と言えば、three book ではなく、three books と名詞を 複数形にしなけれならない、と英語を学ぶとき最初に注意される。
これは独仏伊西語を学ぶときも、ごく当たり前のことなのだ。
ところがハンガリー語を学ぶとびっくりする。
数詞によって数が明示されれば名詞を複数形にする必要はない、というわけだ。
また、フィンランド語、ロシア語では以上とは違う様相を呈している。
具体的には後で述べる。
日本語三人来た。  
英語Three persons came.名詞も動詞も複数形第1グループ
ドイツ語Drei Leute kamen.名詞も動詞も複数形
イタリア語Sono arrivate tre persone.名詞も動詞も複数形
ハンガリー語Három ember jött.名詞も動詞も単数形第2グループ
トルコ語Üç kişi geldi.名詞も動詞も単数形
フィンランド語Kolme ihmistä tuli.名詞は単数分格、動詞は単数形第3グループ
ロシア語Пришли три человека.名詞は単数生格、動詞は複数形
夕口でナとかメイと読む字がもじ化けしやがる。(怒り)
あれっ、直ってる!!
名詞も動詞も複数形なのは英、独、伊。これを第1グループとしよう。
名詞も動詞も単数形なのはハンガリー語とトルコ語。これを第2グループとしよう。
その他を第3グループとしよう。
フィンランド語は数詞が付くと名詞は単数分格になる。動詞は単数形である。
ロシア語は2~4の数詞が付くと名詞は単数生格。動詞は複数形である。
ロシア語で5以上の数詞が付くと名詞は複数生格になるそうである。
第1グループの理論は揃える。2以上の数詞で修飾された名詞は複数形にしなければならない。動詞も当然複数形でなければならない。
特にイタリア語の学習では名詞の性数と動詞の単複を一致させることを常に注意しなければならなかった。
助動詞 essere のときは過去分詞の性数も一致させなければならない。常に緊張を強いるものだった。
第2グループの理論は重複不要である。数詞で数が示されていれば、名詞を複数形にする必要はない。動詞も単数形でいい。
第3グループのフィンランド語は第2グループに近く、ロシア語は第1グループに近い。
上の表で日本語の欄にはどう書くべきか。
日本語、中国語、タイ語、韓国語などはそもそも動詞に 単数形、複数形という概念はない。
複数という概念はあるが、形を変えることはない。 いわば、第0グループか。
トルコ語で
Üç kişi geldi.(単数形)は 3人がまとまって来た、
Üç kişi geldiler.(複数形) 3人がばらばらに来た、
というように意味が違う、という話もあるが、こちら、確認できない。